2014年度税制改正事項

 

新年明けましておめでとうございます。毎年新年と共に訪れるのが個人所得税の申告ですが、読者の皆様は申告の準備をいかがお進めでしょうか。今月は毎年恒例となっている個人所得税に関する主な税制改正事項を紹介したいと思います。

 
オバマケア罰則金

いよいよ今年から無保険者に対して罰則金が課税されますが、それに伴い申告用紙(Form 1040)にも変更が行われました。申告用紙の61項目に医療保険加入の有無を問うチェックボックスが追加され、医療保険への加入を怠った納税者は “Shared-Responsibility Payment” と呼ばれる罰則金を雑税金(Other Taxes)として収める必要があります。

罰則金の計算は、新たに設けられたForm 8965を用いて計算し、個人所得税申告書に添付し所得税と共に収める事が義務付けられています。2014年度の罰則金は、年間一人当たり$95(18歳以下は半額)または控除額(夫婦合算は$20,300、独身は$10,150、世帯主は$13,050)を上回る金額の1%の何れか大きい方が罰則金として科せられます。

 
[ 罰則金の例題 ]

年収 $80,000の4人家族(18歳以下の子供2名)が夫婦合算申告を行うと仮定した場合、 $285 または $597 の何れか大きい方が科せられますので、このケースの場合罰則金は$597 となります。

  • $285 = ($95 x 2人) + ($47.50 x 2人)
  • $597 = ($80,000 – $20,300) x 1%

 
自動車マイレージ控除の減額

2014年度に使われた自動車のマイレージ控除額が 1マイルに付き事業用途で56.5セントから56セント、通院・医療用途で24セントから23.5セントへそれぞれ減額され、慈善事業用途は現状維持の14セントとなります。

 
代替ミニマム税基礎控除の増額

あまり知られていませんが、実は税金の計算方法には二通りあり、納税者は通常の計算方法で算出された税金もしくは代替ミニマム計算方法で算出された税金のどちらか多い方の金額を支払う仕組みになっています。代替ミニマム税基礎控除額とは、後者の代替ミニマム計算方法で算出された税金の控除額の事を指します。2014年の代替ミニマム税基礎控除額は、夫婦合算の場合$80,800から$82,100、夫婦個別申告の場合$40,400から$41,050、そして独身者の場合$51,900から$52,800へとそれそれぞれ増額されます。

 
申告受付開始日と申告期日

2014年度の申告受付は予定通り1月20日から開始されます。もし開始日以前に申告書を提出されても申告書の処理は20日まで保留されますのでのでご留意ください。

申告期日は例年通り4月15日となっていますが、もし万が一申告期日までに提出が間に合わないようであれば、Form 4868 を提出し延長申告の手続きを取れば6ヶ月の延長が認められます。ただし延長が認められるのは申告書の提出に限られているため、追徴金がある場合には4月15日までに納付する必要がありますのでご注意ください。

 

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