2015年度税制の主な改正事項

 

新年明けましておめでとうございます。毎年新年と共に訪れるのが個人所得税の申告ですが、読者の皆様は申告の準備をいかがお進めでしょうか。今月は毎年恒例となりました個人所得税に関する主な税制改正事項を紹介したいと思います。

 
オバマケア罰則金

昨年度から医療保険の加入を怠った納税者に対し “Shared-Responsibility Payment” と呼ばれる罰則金が雑税金(Other Taxes)として加算されるようになりました。罰則金の計算は Form 8965 を用いて計算し、個人所得税と共に収める事が義務付けられています。2015年度の罰則金は、年間一人当たり $325(18歳以下は半額)または控除額(夫婦合算は $20,600、独身は $10,300、世帯主は $13,250)を上回る金額の2%の何れか大きい方が罰則金として科せられます。

 
[ 罰則金の例題 ]

年収 $80,000の4人家族(18歳以下の子供2名)が夫婦合算申告を行うと仮定した場合、 $975 または $1,188 の何れか大きい方が科せられますので、このケースの場合罰則金は $1,188 となります。
 

  • $975 = ($325 x 2人) + ($162.50 x 2人)
  • $1,188 = ($80,000 – $20,600) x 2%

 

人的控除・標準控除

2015年の人的控除額が一人当たり $3,950から $4,000 へ増額され、標準控除額は独身者の場合 $6,200から $6,300、夫婦合算の場合 $12,400から $12,600、そして世帯主の場合 $9,100から $9,250 へとそれぞれ増額されます。

 
自動車マイレージ控除

2015年度に使われた自動車のマイレージ控除額が1マイルに付き事業用途で56セントから 57.5セントへ増額、通院・医療用途で 23.5セントから23セントへ減額され、慈善事業用途は据え置きの 14セントとなります。

 
代替ミニマム税基礎控除

あまり知られていませんが、実は税金の計算方法には二通りあり、納税者は通常の計算方法で算出された税金もしくは代替ミニマム計算方法で算出された税金のどちらか多い方の金額を支払う仕組みになっています。代替ミニマム税基礎控除額とは、後者の代替ミニマム計算方法で算出された税金の控除額の事を指します。2015年の代替ミニマム税基礎控除額は、夫婦合算の場合 $82,100 から $83,400、夫婦個別申告の場合 $41,050 から $41,700、そして独身者の場合 $52,800 から $53,600へとそれそれぞれ増額されます。

 
申告期日

通常申告期日は毎年4月15日となりますが、今年の申告期日はワシントンD.C.の祭日 Emancipation Day (奴隷解放記念日)にあたるため、申告期日が翌営業日の4月18日まで繰り越されます。(申告期日が土日、祭日に当たる場合は、自動的に翌営業日に繰越される)またメイン州とマサチューセッツ州では4月18日が州の祭日 Patriots Day (愛国者記念日)にあたるため、両州在住の納税者に限り申告期日が特別に4月19日まで繰り越されます。

 
もし万が一申告期日までに提出が間に合わないようであれば、Form 4868 を提出し延長申告の手続きを取れば6ヶ月の延長が認められます。ただし延長が認められるのは申告書の提出に限られているため、追徴金がある場合には4月18日までに納付する必要がありますのでご注意ください。

 

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