陪審員

 

税金との関連はありませんが、今月は陪審員としてダラス郡の裁判所に出廷した経験を話したいと思います。法律の専門家では無いため、内容は自らの経験とダラス郡のサイトに掲載されている情報を元に紹介をさせて頂きます。
 

陪審召喚状

ダラス郡のサイトによると、陪審員として出廷を求める陪審召喚状は出廷日の2、3週間前に通知されるそうです。通知は陪審員の資格を持っている米国市民のみに行われると思われがちですが、実際のところは各郡に登録されている選挙登録名簿や運転免許証登録名簿の中から無作為に選択が行われるようです。そのため、陪審員の資格を持っていない市民以外の方(グリーンカード保持者、またはビザ保持者)に対して陪審召喚状が送られることもあるようです。

陪審員の資格を持っていない方は、適用除外の項目に印を付けて返信する事で対応は完了しますが、そうでない方は、指定の日に裁判所へ出廷する義務があります。ただし、陪審員免除規定が設けられているため、条件を満たす方はその旨返信する事で出廷を免除される事になります。やむを得なく指定の日に出廷をする事が不可能な場合は、出廷日の変更を申請する事が認められています。
 

裁判所での流れ

8時前に裁判所に出廷し、出廷確認として陪審員番号を係に提出し待合室で待機します。今回出廷した裁判所の待機室には約400人前後の市民が居たと記憶しています。

約2時間半待機させられた後11時頃に各訴訟へ振分け発表が行われ、軽犯罪のケースは郡裁判所へ、重犯罪のケースは連邦裁判所へと振分が行われます。指定の裁判所では訴訟に関連したアンケートに答え入廷しますが、驚いたことに検察官、弁護士と共に被告人も出廷していました。入廷後先ず裁判官から簡単に訴訟の内容および量刑範囲の説明が行われ、この時点で裁判が進められるのではなく、裁判を行うために陪審員選択を行う事を目的として召喚が行われたと告げられました。

昼食休憩の後に、先ず検察官が定義の説明と質問を行い、その後弁護側の質問が行われました。質問に対する回答を参考に検察官、弁護士がそれぞれ陪審員を選択するプロセスのようで、最終的には検察官と弁護士が協議した上で陪審員が選択されるようです。今回の訴訟に召喚された陪審員候補者は約70名で、最終的に13人絞られました。

 
陪審員の権利

出廷を理由とした解雇は州法で禁じられており、希望者に対して出廷証明書が発行されます。陪審員の役務に対し初日に支給される日当の金額は小陪審員 (Petit Juror) の場合 $6 で、大陪審員 (Grand Juror) は $10 となっており、2日以降出廷した場合には何れも $40 の日当が支給されます。

 
あとがき
ちなみに陪審召喚をされたのは今回を含めて3度目となります。1度目は大学の期末試験を理由に学生免除を受けることが出来ましたが、2度目と今回は免除規定を満たすことが出来なかったため出廷する事となりました。

テキサス州の最低賃金は一時間当たり $7.25 と規定されてます。今回、昼食時間を含めほぼ9時間拘束されましたので、本来であれば $65.25($7.25 x 9時間)を稼いだ計算になりますので、それを考慮するとかなり割引された感は否めません。

また駐車場を含め裁判所内全ての売店またレストランでの支払いは現金のみとなっているため不便を感じましたが、運営が全て税金で賄われている事を考慮するとクレジットカードの使用料金の出費を抑えている努力が感じられました。

 

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